ほの家通信 2021年2月号 2021.03.24 ほの家 令和3年2月発行 デイケアほの家 リハビリ講座 第10回「外反母趾」 外反母趾は「偏平足」が主な原因 足には3つのアーチがあります。 ・土踏まずといわれる、内側の縦アーチ ・かかとから小指に繋がる、外側の縦アーチ ・親指から小指に繋がる、横アーチ この3つのアーチがしっかりと働くおかげで、体を支えたり、歩いたり、走ったりすることができます。 偏平足とは3つのアーチのうち、内側の縦アーチが崩れ、足の裏全体が地面についてしまう状態のことをいいます。 外反母趾は、この偏平足により足首が内側に倒れてしまい、親指が人差し指側に押されて起こります。 その他、横アーチが崩れる開帳足も原因となります。 偏平足になぜなるの? 偏平足の原因である、「内側の縦アーチ」の崩れは、おもに次のことが原因で起こります。 ・運動不足による筋力の低下 ・踵が高い靴や、足に合っていない靴により、足裏の筋力が減ってしまい、アーチを保てない ・地面からの衝撃などダメージの蓄積、姿勢の悪い歩き方 ・体重の増加 偏平足をよくする方法 1.タオル寄せ運動 床にタオルを広げ、かかとを床につけたまま、足の指だけでタオルを自分の方に寄せます。 2.足指じゃんけん グー 足の指をすべて丸めるように力を入れます。 チョキ 足の親指を伸ばし、その他の指を丸めるように力を入れます。 パー 足の指と指の間が開くように力を入れます。 3.足に合った靴を履く 大きさがあっていない靴や、素材が硬すぎたり柔らかすぎたりする靴だと、不自然な歩き方になり、偏平足・外反母趾が進行します。 自分の足に合った靴を選びましょう。 ※希望があれば、リハビリスタッフが靴選びのお手伝いをいたします。 ほの家 ほの家通信 2021年1月号前の記事 はな便り 第37号 ~春から秋にかけて~次の記事