最新鋭のMRI装置を使用し、磁気と電波により脳の断層撮影(MRI検査)や脳血管撮影(MRA検査)を行うことで、
脳疾患(脳梗塞・脳腫瘍・脳動脈瘤)の早期発見につながります。
最先端の1.5T(テスラ) MRI装置 を使用して検査します。
脳ドックとは
脳血管障害は頻度が減少したとはいえ、現在でも日本人の死因の第4位です。
一度発症すると死に至ったり、後遺症を残す可能性が高いのです。
いままで脳の症状がなかった方でも脳ドックをうけることにより、脳や血管の危険な部位を発見し、未然に防ぐことができます。
健康診断や人間ドックは多くの方が年に一度受けられていますが、脳が健康な状態かどうかはそれではわかりません。
一度脳ドックをうけることをおすすめしています。
ご不明点は電話(089)924-1590かメールフォームよりお問い合わせ受付中
当院では開放的で静かな環境でMRI検査を受けていただけます
MRI検査は放射線を使用しませんので安全で体に害はなく、受診者は約30分間、検査台の上に静かに横になっていただくだけで安心して検査が受けられます。
また、当院の装置は検査空間を広げた開放的な環境であり、LED照明を使用した明るい設計となっているため、狭く暗い場所が苦手な方でも検査を受けていただけます。
その他従来の装置よりも検査時の音への緊張と不安を出来るだけ取り除くよう配慮されています。
「頭部MRI検査」/「頭部・頸部MRA検査」(上記画像)
無症状の脳梗塞や脳腫瘍、くも膜下出血の原因ともなる脳動脈瘤などの早期発見に役立ちます。
新診療所のMRIルーム。
脳ドックでわかること
• 無症状の脳梗塞や脳出血 • 未破裂動脈瘤 • 脳血管奇形
• 脳腫瘍 • 脳の萎縮の程度 • 脳の加齢度
脳ドックをうけることをおすすめする方
• 中高年以上の方 • 家族に脳卒中になった人がいる方
• 生活習慣病(高血圧 糖尿病 高脂血症)がある方
• タバコを吸う方 • 飲酒量の多い方 • 肥満のある方
• ものわすれが気になる方
脳ドックコースのご紹介
- シンプルコース
- 物忘れオプション
- 動脈硬化オプション
- 一般検査オプション
シンプルコース
人間ドックなど受けており、脳や脳血管頸動脈の健康状態を知りたい方
• 問診
• 頭部MRI
• MRA(脳血管をしらべる)
• 頸部MRA(頸動脈をしらべる)の後、診察(神経学的検査と検査結果説明)
• 所要時間約1.5時間
料金:一般 22,000円(税抜き)~ 法人 20,000円(税抜き)~
物忘れオプション
45歳以上の方で、ものわすれが気になる方
• 初期認知症徴候観察リスト
• 長谷川式知能評価スケール
• 時計描写テスト、
• MRI脳萎縮度検査(VSRAD:記憶に関わる海馬傍回の萎縮の程度を数値化し正常脳と比較します)
• 所要時間約1時間
追加 2,000円(税抜き)
アルツハイマー型認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクの気になる方
• 血液検査(MCIスクリーニング検査)
追加 23,000円(税抜き)
※2022年3月31日から 23000円(税抜き)に変更になりました。
動脈硬化オプション
手足の血管や頸動脈の動脈硬化が気になる方
• 血圧脈波検査(動脈硬化血管年齢検査:血管の硬さや血管年齢、手足の血管のつまりがないかを調べます)
• 頸動脈エコー検査(エコーをもちいて頸動脈のつまりがないか、プラーク(動脈の壁の肥厚、コレステロールなどの脂肪からなる粥状動脈硬化)の有無をしらべます)
• 所要時間約1時間
追加 6,000円(税抜き)
一般検査オプション
健康診断や人間ドックなど受けられてない方
• 身長体重測定
• 血圧測定
• 血液検査(血液一般、肝腎臓系、糖尿病)
• 心電図
• 胸部レントゲン検査
• 所要時間約30分
追加 8,000円(税抜き)
脳ドックは症状のない健康な方を対象としていますので、保険は適用されません。
自費診察となります。シンプルコースにくわえ、各オプションご希望の方は選択していただきます。
ご不明点は電話(089)924-1590かメールフォームよりお問い合わせ受付中
脳ドックで認知症はわかるの?
脳ドックに興味関心があっても、はじめての人はわからないこともおおいものです。
脳の病気は、通常の人間ドックでは発見することができません。
脳ドックを定期的に受けることで脳卒中などの症状があらわれる前に危険因子や脳の病変を見つけ、予防することできます。
最近では健康への関心が高まるなか、個人的に受ける方だけでなく、福利厚生の一環として、脳ドックにかかる費用の一部を補助する企業も徐々にふえてきています。
脳ドックをうけたほうがいいのは、脳卒中をわずらった家族がいる方や、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症)をお持ちの方、たばこをすう人などです。
脳ドックでわかることは、MRI(磁気共鳴診断装置)という検査機器などをつかって、脳卒中や脳腫瘍、くも膜下出血の原因となる「脳動脈瘤(脳血管のコブ)」がないかどうか、脳血管がつまりかけていないかなどです。
ほかにも頸動脈エコー検査で心臓から脳血管のはしわたしとなる頸動脈にせまいところがないかどうかしらべます。
また手足の動脈硬化の程度をみたり、心房細動など心臓に血栓ができてそれが脳にとんでいくことがないか心電図をしらべたりします。
脳ドックには、脳卒中や脳腫瘍などの脳と血管の検査を行う基本的なコースにくわえ、物忘れや認知症が気になる人向けのコースを設けている病院があります。
認知症とは、脳の病気の一つです。
認知症になると正常であった脳の知的なはたらきが低下することにより、日常生活がうまくできなくなります。
50歳前後から知的能力が加齢とともにおとろえていきますが、年齢以上におとろえがひどくなっていくと認知症になります。
認知症にはアルツハイマー型と脳血管性の2つのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。
大きな違いとしては、アルツハイマー型は、全般的に能力が低下するのに対して脳血管性は、部分的に能力が低下していくという性質があります。
また、脳血管性は、人格や人柄がある程度保たれるのに対して、アルツハイマー型は、人格や人柄が変わることが多いです。
認知症コースもくわえた脳ドックでは、一般的に50歳以上で、物忘れや認知症が気になる人が受診します。
頭部MRIでは、脳の萎縮を見ることもできるため、認知症の診断につながります。
またアルツハイマー型か脳血管性かの鑑別にも役立ちます。
病院によっては、記憶に関する重要な部分である海馬が小さくなってないかを測定したり、記憶力・認知力の低下をみるための認知力テストなどをおこなうところもあります。
物忘れがお歳とともの通常の物忘れなのか、もしくは対処や治療が必要となる認知症やそのまえぶれかを総合的に判断することになります。
早めに発見・対処することで、症状の進行を遅らせることができる場合もあるため、物忘れや認知症が気になる人は、早めに受診することをおすすめします。
河田外科脳神経外科院長 河田泰実