各種外来
頭痛外来
頭痛にはさまざまな原因があり、 おおきく一次性頭痛と二次性頭痛にわけられます。
頭痛外来について
頭痛にはさまざまな原因があります。
おおきく一次性頭痛と二次性頭痛にわけられます。
二次性頭痛は脳のなかに腫瘍があったり、出血したり、脳炎などで脳が腫れたりすることでおこってくるもので、ときに緊急を要する場合があります。
それ以外の慢性的におこって命に別状はないものを一次性頭痛といいます。
一次性頭痛にはおもに片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。
偏頭痛
おもに若い女性に現れることがおおく、こめかみなどあたまの一部がずきずきする痛みがおこります。発作がおきるとはきけや悪心をともない活動するのがつらくなります。
まぶしい光や大きな音、においなどがいやになります。
目がちかちかする、視野がせまくなるなどのまえぶれがおこる人もいます。
発作は2-3日つづきます。発作がおこるのはひと月に2回から6回ほどです。
トリプタンというくすりがよく効きます。発作の頻度がおおい場合は予防薬を処方します。
緊張型頭痛
かたこりやストレス、目の疲れなどから頭全体あるいは後頭部におもたい、しめつけるなどのにぶい痛みがおこります。
デスクワークなどじっとしているとさらにしんどくなり、逆にうごくと楽になります。慢性的におこり、天候がわるくなったり、急に冷え込んだりすると悪化します。
消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、安定剤などを処方することがあります。
群発頭痛
20-30代の男性におおく一次性頭痛のなかでもっともはげしい頭痛です。
目をきりで突かれるようないたみで明け方におこることが多いです。
いたみは1-2時間つづきます。
1-2年の間隔で発作がおこると1-2か月つづきます。
なみだがでたり、目が充血したり、はなみずがでたりします。
トリプタンの注射薬が効くことがあります。
頭痛外来での治療
当院ではCT、MRIにて脳卒中や脳腫瘍など二次性頭痛ではないか確認します。
一次性頭痛であれば、問診をおこない、緊張型頭痛か片頭痛かなど鑑別をおこない、診断がつけばその原因に沿った治療をおこなっていきます。