各種外来

禁煙外来

一度おくすりを使った禁煙治療をトライしてみませんか。

喫煙者のみなさん、たばこは害があるとわかっていながら、どうしてもやめられない方がたくさんいらっしゃるとおもいます。
食後やお酒の席での一服、朝起きて一服、手持ち無沙汰で一服などやめたくてもやめられないのは「ニコチン依存症」にかかっているからです。ニコチンは強力な依存性物質なのです。禁煙外来での治療はニコチンを断つことです。
自分では頑張ってみたけど禁煙がながく続かない、結局元の木阿弥になってしまったという方、一度おくすりを使った禁煙治療をトライしてみませんか。

たばこの害

たばこを吸う人は吸わない人より10年寿命が縮みます。
たばこの煙には多くの発がん物質がふくまれており、肺がんだけでなく食道がん、胃がんなどさまざまながんをもたらします。そのほか動脈硬化を悪化させ脳梗塞や心筋梗塞の原因になったり、COPD(慢性閉そく性肺疾患)といって少しの動作で息切れしたり、痰や咳がおおくなり、最後には自宅での酸素療法が必要な病気になったりします。
美容的にも老け顔になりやすいのです。

1.診断

まずニコチン依存症かどうかを診断します。
一日の平均喫煙本数×喫煙年数が200以上(35歳未満では当てはまらなくてもよくなりました)、依存症に係るスクリーニングテストなどおこない、保険診療の基準に該当するかをチェックします。
また息にどれくらい一酸化炭素(煙の量)含まれるか確認します。

2.禁煙開始

禁煙補助薬を選択します。ニコチンを含まない飲み薬、ニコチンパッチが健康保険などが使えます。
ニコチンガムは保険適用はありません。
またニコチンパッチの一部も薬局で購入することはできます。
このなかで禁煙をつづける成功率が一番たかいのはニコチンを含まない飲み薬です。

3.ニコチンを含まない飲み薬

禁煙外来でのおおくの治療はこのニコチンを含まない飲み薬です。
この薬はニコチンのかわりに快楽物質であるドパミンを少量放出させます。
このためイライラするなどニコチン切れの禁断症状がおこりにくくなり、たばこがおいし
くなくなります。
通常12週間服用し、最初の一週間はたばこを吸ってもよく、その後禁煙を開始します。
その間5回診察を受け、禁煙できてるか確認します。

禁煙外来はどのくらいお金が必要なの?

たとえばニコチンを含まない飲み薬であれば、自己負担3割として、8-12週で13000円から20000円です。
一日一箱吸う方なら、400円×12週とするとたばこ代で30000円以上かかる計算になりますから薬のほうがお安くなります。

いつでもご相談ください

当院では随時禁煙のご相談に対応します。
ご自身のたばこをやめたいという気持ちが一番大事です。
いつでもお気軽に電話(089)924-1590か、当サイトメールフォームよりご相談ください。